デイケアに通所しているメンバーの作品が、Heart カレンダー2014 の作品展で、入賞の栄誉に輝きました。約1100点の応募の中からの入賞です。まずは作品をご覧下さい。ご本人の了解を取って掲載しています。

この緻密さ。びっくりでしょう。本物はこの10倍素晴らしいですよ。

このメンバーさんは、自主活動の時間のほとんどをこうした作品作りに費やしています。まず、下絵となる風景などの写真を選び、トレースを用いて書き写します。細かさが勝負のようで、時間をかけて写しています。次に細部を色づけしていきます。全体の完成には何ヶ月もかかっています。気の遠くなるような作業ですが、根気よく取り組んでいます。はっきり言って真似できませんよ。

現在、このメンバーさんは障害者就労で清掃の仕事に就いています。仕事の休みにデイケアに参加し、作品を作っています。障害を持ちながら、頑張って仕事を続け、自分のオリジナル作品に取り組むことによって、自分色の人生を紡いでゆく作業を行っているのでしょう。一人の人間として尊敬します。小澤こころのクリニックのデイケアから、このような作品が生み出されている事にこの上ない喜びを感じます。今後のさらなる活躍を期待します。

なお、作品は待合室に掲示してありますので、ゆっくりご覧下さい。

小澤こころのクリニックの待合には全長1800mmの大水槽が設置されています。海水魚や珊瑚が美しく、ぼんやりと眺めているだけで気持ちが落ち着いて、皆さんの心を癒してくれています。

今日は水槽の仲間達の紹介第6弾！デバスズメダイの紹介です。

デバス？抗不安薬ですか？それはデパスです！区切るところが違います。デバ・スズメ・ダイです。漢字で書くと「出歯雀鯛」。何だ、出っ歯なの？下の写真をご覧あれ。

そういえば少しだけ出っ歯かも？でもこの程度で出っ歯にされては少しかわいそうな気もしますよね。英語では「Blue green damselfish」、「damsel」とは古い英語の言葉で「乙女」ですよ。いつもながら英名はエレガントですね。照明の具合によって青色がかったり緑がかったり、銀色に光ったり微妙に変わって美しいですね。熱帯のサンゴ礁に群れをなして生息しており、数百匹が群永していることもあるそうですよ。

見てみたいですねー。動きはキビキビしていますが、あまりテリトリーを主張しない、とても大人しい魚です。仲間を大事にし、穏やかだけど動きはキビキビ、優等生なんですね。

クリニックの水槽も徐々に仲間が増え、水槽として完成形に近づいてきました。是非、ゆっくりご覧になって、優しい気持ちになって下さいね。

では。

小澤こころのクリニックの待合には全長1800mmの大水槽が設置されています。海水魚や珊瑚が美しく、ぼんやりと眺めているだけで気持ちが落ち着いて、皆さんの心を癒してくれています。

イエローって言うくらいですから、どのお魚さんかもうおわかりですね？そうです。細長く黄色い体で、水槽の中をかなりすばしこく泳いでいます。よく見ると背びれに2つの黒い点がありますね。体長は70mm位ありますが、クリニックのイエローコリスはまだ子供だそうですよ。コリス坊やですね。大人になるとどうなるかって？顔が変わります。インディアンのようなカッコイイ模様が顔に刻まれます。（写真）

こうなるまでにはあと2年くらいはかかるようです。

イエローコリスにはもう一つ面白い性質がありますよ。何でしょう？ヒント。明るいうちは観る事が出来ない性質です。実は…夜になると色が赤くなります！！！

ってな訳ないでしょ！正解は、イエローコリスは、ちゃーんと寝床で寝るんです。夜になると水槽内でコリス坊やを見つける事が出来なくなります。底の砂に潜って寝てしまうからです。寝る場所もちゃんと決まっているんですよ。他の魚たちはせいぜい岩の陰に隠れるか、ずっと泳いでいますが、コリス坊やには夜がちゃんと分かるんですね。規則正しい生活を心がけているようです。偉い！

では、次回をお楽しみに。