ケースワーカーのブログ

ソーシャルフットボール交流会@デイケア連絡会

こんにちは!!

 

作業療法士です!

 

さて、この度山梨県デイケア連絡会において「ソーシャルフットボール」の体験・交流会を実施しました!

 

冒頭にソーシャルフットボール協会・地域推進委員である平井氏による講演をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演では実際に当事者の方々から、普段の取り組みについての感想やソーシャルフットボールに出会ってからの変化など、とても有意義はご意見を伺う事も出来ました。

 

いざ、実際にボールを蹴り始めると当事者も支援者も関係なく、みんな笑顔になるんです♪

スポーツの力は絶大であることを、改めて実感しました。

 

平井氏の講演にもあったように、フットボールを行うことは当事者も支援者も同じ目線に立てる事が出来る。

利用者様と同じ目線で方向性を共有することなどは、当たり前の認識ではあると思いますが、よりスムーズに移行できる、有効なツールの一つになっています。

 

具体的にどんなことをしたかと言いますと…

まずはウォーミングアップ!けが防止には欠かせない準備です。

 

今回は普段から活動している当事者の方々にご協力いただいたわけですが、シンプルなパス&ゴーも見慣れない支援者の方からしてみると、とても正確でスピーディーに見えたようで驚かれていました。

 

そして実際に当事者VS支援者で対戦してもらったのですが普段からの運動不足が露呈したのでしょうか。

かなり苦しそうな支援者がちらほら…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は全員でミックスチームを作り、時間いっぱいボールを追いかけました。

 

うちのPSWの奇跡的なパスワークの動画もあるのですが、ブログに貼り付けるスキルがなく残念です(>_<)

 

参加された方々からは「走ることで嫌なことを忘れていた」「汗を流す事の爽快感を改めて実感した」などフットボール療法としての効果を実感した感想をいただきました。

 

後日談ではありますが、筋肉痛で階段の上り下りに苦戦した他施設の作業療法士がいたようですよ(笑)

 

ボールは誰にでも平等に転がります。

 

それでは!!

【精神科】【心療内科】【内科】【デイケア】小澤こころのクリニック 

第3回Partnercupご報告♪

こんにちは♪

 

今回の大会でも全身筋肉痛になっている作業療法士です(笑)

 

さて、この度『第3回Partnercup』を開催する事が出来ました!!

大きな怪我やトラブルもなく、盛況のうちに終える事が出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

開会式の様子です。

(株)はくばくの望月さまから開会のご挨拶をいただきました♪

(一社)ヴァンフォーレスポーツクラブさまからはコーチ陣の派遣をしていただいています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人参加チームとの対戦です!!

このチームとは予選と決勝戦で戦いました。

予選では3-1で勝つ事が出来たのですが、決勝では1-3と逆の結果になってしまいました。

 

余談ですが、フットサルのシューズってとてもカラフルでかっこいいと思いませんか?

写真はハーフタイムの様子なんですが、足元だけでも雰囲気が伝わりますよね!?

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼ごはんにはお待ちかね!はくばくさんよりご提供いただいたおにぎりです!!

 

この大会は「精神疾患に理解を示し、共に楽しめる方」を対象としていますが、目的の一つとして大麦雑穀の健康に与えるポジティブな影響を理解し、参加者の心身の健康に役立ててもらう事があります。

 

ご提供いただいたおにぎりは、運動中や疲労回復に必要な栄養素などのバランスを考えて作られています。

 

そしてなにより、美味♪

この大会の楽しみの一つとなっています!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のようにアレグラッソ甲州は予選を1位通過して決勝トーナメントに進む事が出来ました!

 

 

 

 

 

 

 

 

準決勝では都内から参加してくれたBOSCONEXTさんと対戦する事が出来ました。

BOSCOさんは都内の大会でも優秀な成績を残している強豪です。

今回は人数の差もあり、PK戦の末、辛勝する事が出来ました!

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝戦では敗れてしまいましたが、今大会は準優勝!!

とても良い成績を残す事が出来ました。

 

回数を重ねるごとに参加者や、他県からの参加チームも増えてきています。

全国でも精神疾患をお持ちの方を対象とした「ソーシャルフットボール」の概念が広まってきていますが、山梨県では独自に企業・プロスポーツクラブ・医療機関が共同主催として活動を進めてきています。

 

精神疾患への正しい理解と、大麦雑穀による心身に与えるポジティブな影響、そしてフットボールやスポーツを通じて繋がるという素晴らしい効果。

 

これからも、大会参加者の心身の健康に寄与できる活動として、発展させていきたいと考えています。

 

このPartnercupは言うまでもなく、はくばくさま・ヴァンフォーレスポーツクラブさまとの協同のもと成り立っています。運営に関して素人である医療機関スタッフでは、とてもではありませんがスムーズな進行なんてできません。

 

また、この大会の会場として休みであるにもかかわらず、快く使用させていただきました『山梨県フットサルクラブWINGさま』暖房器具をご提供いただきました『小沢木工株式会社さま』感謝の気持ちでいっぱいです。

 

このように多くの方々に支えられなければ、このような活動は困難を極めます。これからも協力していただける仲間を増やしていきたいと思います!!

 

ご興味をお持ちの方は、当院の作業療法士までお問い合わせください。

 

改めまして、この大会に関わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。

 

それでは!!

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ヴァンフォーレふれあいカップご報告

こんにちは!!作業療法士です!!!

 

さて、本日は先日行われましたヴァンフォーレふれあいカップのご報告を差し上げたいと思います。

 

最初に結果報告をさせていただきますが、なんと準優勝!!

まずまずの結果である反面、王座奪還できずに残念な気持ちもあります。

 

実は優勝を争ったFCイグナルさんとは『勝ち点』14と同点だったのです。

ですが次の勝敗を決めるための条件である『得失点差』で差をつけられてしまい、優勝を逃してしまいました…

 

FCイグナルさんとの試合では、序盤から2点リードを奪ったものの、若干の安堵感の隙を突かれてあっという間に同点に追いつかれてしまい、更なる追加点を得てもすぐに追いつかれるという展開となりました。

 

結果は同点となりましたが、実力的には勝てていなかったと思います。

 

さて、みなさん『勝ち点』とか『得失点差』と言う言葉はご存知ですか?

 

この言葉は、フットボールのリーグ戦における順位の優劣をつける際に用いる言葉です。

 

勝ち点と言うのは勝利の際に+3、引き分けの際には+1、負けの際には0点と決まっています。

得失点差と言うのは、各チームの得点と失点を計算したものになります。

Jリーグでも、「得失点差で降格圏に落ちた」などと耳にすることがあると思います。

そんな時には、上記のような点数計算が影響しているんですね♪

 

ソーシャルフットボールの領域でもしっかりと勝敗をつけるために、このルールが適用されています。

 

去る11月10.11日に行われた「第1回ソーシャルフットボール地域選抜選手権」においても、予選リーグでもこのルールが適用されています。というより、常識になっているルールなんですね♪

 

全国規模の大会にコーチとして関わらせていただいたり、山梨県の大会に他県からのチームに参加してもらうと、本当にいろんな形のチームが存在することがわかります。

 

ソーシャルフットボールの歴史はまだ浅く、様々な要素が影響する領域だと思います。

基本的には、精神疾患や精神障害をお持ちの方が対象となる事だけは間違いありません。

 

これは私の私見ですが、本当の意味でのノーマライゼーションを促進するためには、倫理的配慮はあることを前提として、精神疾患であろうが、支援者であろうが、疾病の有無に関わらずピッチに立ち、平等に勝敗を決めていくことが重要であると思っています。

 

FIFAで紹介されている記事『Football Therapy tackles schizophrenia 』にはこう記されています。

“A football team is a social group, each individual has a role, everyone has a social place; rules and relationships are all-important. So when an isolated and excluded person joins a team, it teaches them to live in, and with, the larger community. That’s why it is important that doctors play with the patients, so there is no division between the supposedly normal and the abnormal.”

フットボールチームというのは社会的集団であり、個々の役割を誰もが持ち合わせている、すべてのルールや関係性が重要視されている場所です。孤立し、社会から切り離されていた人物がチームに参加する場合は、そのチームやより大きなコミュニティに所属する為のルールを習います。そういう理由からDrが患者と共にプレイすることが重要になり、そこにノーマル・アブノーマルの区別はありません。

 

当院の活動でもDr・OT・PSWなどが共に活動し、プレイします。

共に汗をかき、疲れ、ボディコンタクトし、ゴールを決める。

我々はこういった活動を共有することで、その後の治療関係がよりスムーズになる事を経験しています。

 

これからも各地でソーシャルフットボールが盛んになる事が予想されます。

(今回は初めて新潟県からの参加をいただきました!!)

これからもたくさんのチームと出会い、お互いに学びあい、将来的には精神科医療の中核の一躍を担う『フットボール療法』になっていくことを期待しています。

 

こちらは、今回の参加者で撮った集合写真になります。

 

 

全7チーム(順不同・敬称略)の皆様

FCイグナル

アトムズ甲府

ヴァルカン甲府

CORVO

東京YMCA医療福祉専門学校

(こちらは毎年、精神科作業療法概論と言う授業でフットボール療法の実践をお話しさせてもらっています。)

個人参加MIX

アレグラッソ甲州

本大会へのご参加、誠にありがとうございました。また、大会運営にご協力いただいた作業療法士、県内の学生さん達、そしてその卒業生達、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

 

実は昨年まで関わってくれていた学生さんが、県外に就職したにもかかわらず、この大会の為に山梨まで足を運んでくれました。

この活動が楽しくてしょうがないとの事♪

とてもうれしく思いました。

 

それでは!!

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